テントサウナで起こりうる事故|事故を防ぐために気をつけるべきポイントを紹介
キャンプや自宅の庭など、手軽にととのえる手段として人気を集めているテントサウナ。
テントサウナは、使い方を間違えると事故につながってしまうため注意が必要です。
今回の記事では、テントサウナで起こりうる事故と事前に気をつけるべきポイントをご紹介します。テントサウナを楽しみたいと考えている方はぜひ最後までご覧ください。
▼この記事でわかる内容
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自宅でテントサウナを楽しみたい方におすすめしたいのが、高いデザイン性と性能を兼ね備えた「Sotoburo」シリーズです。
少人数から大人数まで、幅広いテントやストーブを豊富に取り揃えていますので、どのテントサウナにするか迷っている方はぜひ一度Sotoburoまでお問い合わせください。
テントサウナで起こりうる事故
テントサウナは、正しく使用しないと事故につながる可能性があります。ここからは、テントサウナで起こりうる事故を4つご紹介します。
▼テントサウナで起こりうる事故
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事故①|一酸化炭素中毒
テントサウナで薪ストーブを使用する場合は、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
一酸化炭素は無色無臭の気体であり、気づかないうちに中毒症状を引き起こす可能性があります。
一酸化炭素は不完全燃焼状態で炭素化合物が燃焼する際に発生し、無色・無臭で、その存在が感知しにくい気体ですが、空気とほぼ同じ重さ(比重(空気を1としたときの重さ):0.967)で、強い毒性を有しています。 一酸化炭素は、赤血球中のヘモグロビンと結合しやすく、このため一酸化炭素を吸入すると血液の酸素運搬能力が下がることにより一酸化炭素中毒が起きます。 一酸化炭素中毒は、軽度の頭痛、吐き気等からはじまり、その後、昏倒、致命傷に至るため、無意識のうちに被災するという特徴があります。 |
換気が不十分なテント内で一酸化炭素が発生すると、中毒を起こし、最悪の場合死に至る可能性もあります。
一酸化炭素中毒の初期症状としては、頭痛、めまい、吐き気などがあります。重症化すると、意識障害や呼吸困難に陥る場合があり、非常に危険です。
事故②|火災
テントサウナは火を使うため、火災のリスクも伴います。ストーブの火の粉や、熱くなったストーブに触れると火災が発生する可能性があるため注意が必要です。
また、周囲に燃えやすいものがあると、火災のリスクはさらに高まります。
火災が発生すると、テントが燃えてしまうだけでなく、周囲に燃え広がり、大規模な火災に発展する可能性もあります。
総務省消防庁では、「小規模な可搬式サウナ等では、サウナストーブと建築物・可燃物との離隔距離を確保することが困難」としており、テントサウナの火災予防対策が求められています。(可搬式サウナ等の特性に応じた防火安全対策に関する検討会|総務省消防庁)
事故③|強風・雪によるテントの崩壊
テントサウナは、屋外に設置するため、強風や雪などの影響を受けやすい特徴があります。強風によってテントが飛ばされたり、雪の重みでテントが崩壊する可能性があるため注意が必要です。
テントが崩壊すると、中にいる人が怪我をしてしまうだけでなく、ストーブが転倒し、火災に繋がる可能性もあります。
事故④|ヒートショック
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心臓や血管に負担がかかり起こる症状です。テントサウナでは、熱いサウナ室と冷たい水風呂への入水を繰り返すため、ヒートショックのリスクが高まります。
例えば、サウナルームで体を温めた後、水風呂で急激に冷やす行為は危険を伴います。水風呂の強烈な寒冷刺激によって、交感神経が反応し、血圧の急上昇や、頻脈になることがあるのです。そして、寒冷刺激に長くさらされると脈が遅くなる徐脈が発生することもあります。頻脈・徐脈などから失神し、転倒により頭部打撲や出血、骨折する場合もあり、大変危険です。 |
特に、高齢者や高血圧、心臓疾患のある方は注意が必要です。ヒートショックは、めまい、失神、意識障害などを引き起こし、最悪の場合死に至ります。
テントサウナの事故を防ぐために気をつけるべきポイント
テントサウナで安全に楽しむためには、以下のポイントに注意しましょう。
▼テントサウナの事故を防ぐために気をつけるべきポイント
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ポイント①|一酸化炭素チェッカーの使用
一酸化炭素中毒を防ぐためには一酸化炭素チェッカーが必須です。テント内の一酸化炭素濃度をリアルタイムで測定し、濃度が設定した安全基準を超えた場合音や光で警報で知らせてくれます。
一酸化炭素チェッカーの多くのモデルは、壁に取り付けるタイプや卓上型があり、手軽に設置でき、家庭や屋内で広く使われています。
また、バッテリー駆動型のものや、コンセントに直接接続するタイプがあります。バッテリー型は設置場所を自由に選べ、電池が切れると警告が出るものもあります。
テントサウナでは、薪ストーブを使用する場合、室内や閉じられた空間に溜まりやすいので一酸化炭素が発生する可能性があります。
一酸化炭素は無色無臭の気体で、気づかないうちに中毒になってしまう危険性もあるため注意が必要です。
テントサウナを楽しむ前に、必ず一酸化炭素チェッカーを購入しましょう。
ポイント②|吸気口・通気口を開ける
テントサウナを使用する際は、必ず吸気口と通気口を開け、換気を十分に行いましょう。
換気を行えば、テント内の一酸化炭素濃度を低く保ち、一酸化炭素中毒を予防できます。また、酸素不足による息苦しさや、熱中症のリスクも減らせます。
吸気口と通気口は、テントサウナの機種によって位置や数が異なります。使用前に説明書をよく読み、適切な方法で換気を行いましょう。
ポイント③|水を張ったバケツや消化器を準備する
水を張ったバケツは、初期消火に有効です。テントサウナの近くに水場がない場合は、事前に水を汲んでおきましょう。また、消化器はより効果的に火を消し止められるためおすすめです。
テントサウナは、火を使うため火災のリスクが伴います。万が一、火災が発生した場合に備え、初期消火に役立つものを用意しておきましょう。
ポイント④|周囲に燃えやすいものがないか確認する
テントサウナを設置する際は、周囲に燃えやすいものがないか確認しましょう。
枯れ葉や枝、紙くずなどは、火が燃え移りやすく危険です。テントの周囲をきれいにし、安全な状態を確保しましょう。
また、風の強い日などは、軽いものが風で飛ばされてストーブに接触し、火災を引き起こす可能性も考えられます。テントサウナの中には、燃えやすいものは持ち込まないようにしましょう。
ポイント⑤|悪天候では使用しない
強風や雪、雨などの悪天候時は、テントサウナの使用を控えましょう。
強風でテントが飛ばされたり、雪の重みでテントが倒壊する危険性があり注意が必要です。また、雨天時は電気系統のショートや地面がぬかるんでテントが不安定になる可能性もあります。
安全のために天気予報を確認し、天候の良い日を選んでテントサウナを使用しましょう。
ポイント⑥|高血圧、心臓疾患、妊娠中の方は控える
高血圧、心臓疾患、妊娠中の方は、テントサウナの使用を控えましょう。
急激な温度変化によるヒートショックのリスクが高いため、テントサウナの使用は危険です。
友人をテントサウナに誘う時は、必ず健康状態を確認しましょう。
ポイント⑦|水分補給を欠かさずに行う
テントサウナでは、大量の汗をかくため、こまめな水分補給が必要です。
水分不足になると、脱水症状や熱中症を引き起こす可能性があります。サウナに入る前、サウナ中、サウナ後にも、水分補給を欠かさずに行いましょう。
水やスポーツドリンクなど、吸収の良い飲み物を用意しておくと良いでしょう。
ポイント⑧|飲酒後のサウナは控える
飲酒後のサウナは、脱水症状や熱中症のリスクを高めるため非常に危険です。
アルコールは血管を拡張させる作用があり、血圧が下がりやすくなります。サウナに入るとさらに血圧が下がり、めまいや立ちくらみを起こしやすくなるため注意が必要です。
また、アルコール摂取によって体温調節機能が乱れると、深部体温が上昇しやすくなります。結果として、熱中症のリスクが高まり、重症化すると命に関わる可能性もあるでしょう。
火災を防ぐには電気ストーブの使用がおすすめ!メリットを解説
テントサウナで火災や一酸化炭素中毒を起こさないためには、電気ストーブの使用がおすすめです。ここからは、電気ストーブを使用するメリットをご紹介します。
▼電気ストーブのメリット
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メリット①|煙が出ないのでトラブルになりにくい
電気ストーブは、薪ストーブのように煙が出ないため、周囲に迷惑をかける心配がありません。
自宅の庭やベランダでテントサウナを楽しむ際に、煙が原因で近隣とトラブルになる可能性もあります。トラブルを避けたい場合は、電気ストーブがおすすめです。
以下の記事でテントサウナの煙問題を取り上げていますので、参考にしてください。
>>「自宅テントサウナの煙問題|煙が出ないおすすめ電気ストーブを紹介」
メリット②|電源を入れるだけで簡単に使用できる
電気ストーブは、電源を入れるだけで簡単に使用できます。薪ストーブのように、薪を燃やす必要がなく、火の始末に手間取りません。
初心者でも簡単に扱えるため、テントサウナの準備時間を短縮できます。
仕事帰りや休日のちょっとした時間に、手軽にサウナを楽しみたい方は、電気ストーブがおすすめです。
メリット③|温度の調節が簡単にできる
電気ストーブは、温度調節機能が付いているため、好みの温度に設定できます。
サウナの温度が高すぎると、体調を崩してしまう可能性があるため、温度調節ができる点は魅力の一つです。
電気ストーブなら、自分の好みの温度に設定できるので、安全にサウナを楽しめます。また、温度を一定に保てるので、室内が冷めてしまう心配もありません。
おすすめテントサウナ「Sotoburo」の紹介
テントサウナを楽しみたい方におすすめしたいのが「Sotoburo」シリーズです。
ここからは、おすすめテントサウナ「Sotoburo」と、それぞれのテントに合ったおすすめの電気ストーブの組み合わせをご紹介します。
▼テントサウナ「Sotoburo」と電気ストーブのおすすめの組み合わせ
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おすすめ①|Sotoburo DOME12とhimalaya105
Sotoburo DOME12(写真左)は、収容人数12人と大人数でサウナを楽しめるテントサウナです。設置可能な最低面積は3.3m×3.3mで、テント内には最大で2台のストーブを設置できます。
1枚のフレームパネルに4本のグラスファイバーフレームを内蔵し、直径3mを超えるワイドスパンをセンターポールなしで支えられる完全自立型のドームテントです。
コンパクトに収納可能で、重さは25kgなので持ち運びにも優れています。
Sotoburo DOME12とセットで使用するのにおすすめの電気ストーブは、helo himalaya105(写真右)です。
ドーム状の天井構造により、蒸気の循環を行い、himalaya105の100㎏超の石積載による大迫力の蒸気をより楽しめます。
▼詳細はこちら
Sotoburo DOME12:https://www.sotoburo.jp/products/sotoburo-dome12
himalaya105:https://www.sotoburo.jp/products/helo-himalaya105-%E4%B8%89%E7%9B%B87-49kw
おすすめ②|Sotoburo CUBE4とhanko60、havanna600
Sotoburo CUBE4(写真左)は、収容人数は4人、設置可能な最低面積は2m×2mと、コンパクトなデザインになっています。重量は11kgと軽量で持ち運びにも優れています。
少人数用のサウナで、6kW程度のストーブを要します。組み合わせとしておすすめの電気ストーブはhelo hanko60(写真右下)、helo havanna600(写真右上)です。
極厚の断熱材を搭載した幕体と防風二重スカートを採用し、抜群の断熱性と保温性を維持できます。hanko60やhavanna600のパワフルな熱量を閉じ込めて長時間楽しめる、おすすめの組み合わせです。
▼詳細はこちら
Sotoburo CUBE4:https://www.sotoburo.jp/products/sotoburo-cube
hanko60:https://www.sotoburo.jp/products/helo-hanko80
havanna600:https://www.sotoburo.jp/products/helo-havanna600
まとめ
今回の記事では、テントサウナで起こりうる事故と事前に気をつけるべきポイントを紹介しました。
テントサウナは、使い方を間違えると事故を起こす可能性があるため注意が必要です。テントサウナを楽しむ前に、一酸化炭素中毒や火災、ヒートショックなどの対策を行いましょう。
テントサウナを楽しみたい方におすすめしたいのが、高いデザイン性と性能を兼ね備えた「Sotoburo」シリーズです。
少人数から大人数まで、幅広いテントやストーブを豊富に取り揃えていますので、どのテントサウナにするか迷っている方はぜひ一度Sotoburoまでお問い合わせください。