屋上で家庭用サウナは出来る?|設置する際の注意点からおすすめの商品まで解説
都会の喧騒を離れ、自宅の屋上でととのう。そんな憧れのライフスタイルを実現する「屋上サウナ」が、今注目を集めています。
それに伴い、「自宅の屋上でサウナを楽しみたいけど、リスクはないかな...」といった悩みを抱える方も増えてきています。
法律や電気代などについて不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では、屋上でサウナをする際の注意点から、おすすめの家庭用サウナまで徹底解説します。
▼この記事で分かること
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この記事を読めば、自宅での快適なサウナライフを目指せるでしょう。
自宅の屋上で楽しめる家庭用サウナの種類とそれぞれの魅力
自宅の屋上で楽しめる家庭用サウナには主に3つの種類があります。ここからは、3つのサウナについてそれぞれの魅力をご紹介します。
▼自宅の屋上で楽しめる家庭用サウナの種類とそれぞれの魅力
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方法①|テントサウナ
テントサウナは、その名の通りテント型のサウナです。持ち運びが簡単で、設置場所を選ばないのが特徴です。
近年では、様々なメーカーからテントサウナが販売されており、デザインや機能も多岐に渡ります。
比較的低価格で購入できることや、軽いので屋上への持ち運びが楽であることなどが人気の理由です。
方法②|キャビンサウナ
キャビンサウナは、ログハウスのような木製の小屋型のサウナで、本格的なサウナ体験を求める方におすすめです。
素材には、ヒノキなどの木材が使われることが多く、木の香りを楽しむことができます。
また、キャビンサウナは断熱性が高いため、冬でも快適にサウナを楽しむことができます。
方法③|バレルサウナ
バレルサウナは、樽型のサウナであり、おしゃれな外観が人気です。
近年では、ガラス窓が付いたモデルや、テラスが付いたモデルなど、様々なデザインのバレルサウナが登場しています。
デザイン性が高いことや、丸く湾曲した天井から降りかかるロウリュウが人気を集めています。
自宅の屋上にサウナを設置する際に気をつけるべき法律
自宅にサウナを設置する際には、いくつかの法律に注意する必要があります。ここからは、自宅の屋上にサウナを設置する際に気をつけるべき法律を2つご紹介します。
▼自宅の屋上にサウナを設置する際に気をつけるべき法律
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法律①|公衆浴場法
公衆浴場法は、不特定多数の人が利用する浴場を規制するための法律です。
公衆浴場は、「温湯、潮湯又は温泉その他を使用して、公衆を入浴させる施設」と定義されているが、これらの営業を行う場合には公衆浴場法に基づき都道府県知事の許可を得なければならない。 |
自宅のサウナは、家族や友人が利用するものであれば、公衆浴場法の適用外となります。しかし、有料で他人に利用させる場合は、公衆浴場法の許可が必要になります。
許可を得るためには、施設の構造や設備、衛生管理など、様々な基準を満たす必要があります。
法律②|消防法
消防法は、火災を予防するための法律です。
この法律は、火災を予防し、警戒し及び鎮圧し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、火災又は地震等の災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行い、もつて安寧秩序を保持し、社会公共の福祉の増進に資することを目的とする。 引用:消防法 |
消防法の適用は、主に建築物やそれに準ずる施設に適用されるため、テントサウナは適用外です。
屋上にサウナを設置する前に確認すること5つ
屋上にサウナを設置する前に気をつけなければならないポイントは数多くあります。ここからは、屋上にサウナを設置する前に確認することを5つご紹介します。
▼屋上にサウナを設置する前に確認すること
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確認事項①|防水対策はしっかりされているか
屋上は雨風にさらされるため、防水対策は必須です。防水シートを敷いたり、サウナ本体に防水加工を施したりするなどの対策を検討しましょう。防水対策が不十分だと、雨漏りや建物の劣化に繋がる可能性があります。
防水対策を怠ると、雨漏りが発生し、家全体の耐久性を損なう可能性があるため注意が必要です。
確認事項②|電気ストーブの場合、電圧や配線の確認
電気ストーブを使用する場合は、屋上までの配線と電圧を確認しましょう。電圧が不足すると、ストーブが正常に動作しない可能性があります。また、配線が長すぎると電圧が低下する可能性があるので注意が必要です。
電気ストーブは、サウナの温度を上げるために高い電力を必要とする機器です。そのため、家庭用の電源で対応できるか、専用の配線が必要かなどを確認する必要があります。また、アースの設置も忘れずに行いましょう。
確認事項③|設営やメンテナンスなど行う場所が確保できるか
スペースを確保できるかどうかも重要なポイントです。
特に、大型のサウナを設置する場合は、搬入経路や設置スペースを事前に確認しましょう。
また、定期的に清掃やメンテナンスを行うスペースも確保しておくことが重要です。
確認事項④|屋上の床面の素材は何にするか
屋上の床面は、サウナの重量や熱に耐えられる素材を選ぶ必要があります。木材やコンクリートなど、耐久性があり耐熱性にも優れた素材を選びましょう。また、滑りにくい素材を選ぶことも重要です。
サウナの床面は、高温多湿になるため、腐食しにくい素材を選ぶ必要があります。また、裸足で歩くことが多いので、滑りにくく、肌触りの良い素材を選ぶと良いでしょう。
確認事項⑤|テントサウナの風対策はできているか
テントサウナを設置する場合は、風対策が重要です。風でテントが飛ばされないように、しっかりと固定する必要があります。また、風の強い日は使用を控えるなど、安全に配慮しましょう。
屋上は地面よりも風の影響を受けやすいため、テントサウナが風で飛ばされないように、しっかりと固定する必要があります。ペグや重りなどを使い、テントを地面に固定しましょう。
自宅の屋上にサウナを設置する手順
ここからは、実際に自宅の屋上にサウナを設置する手順を5つのステップに分けてご紹介します。
▼自宅の屋上にサウナを設置する手順
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STEP①|設置場所の確認
まずは、サウナを設置する場所を慎重に確認しましょう。
屋上は、地面に比べて環境が異なるため、設置場所によってサウナの使い勝手や寿命が大きく変わってきます。
屋上は、地面に比べて風の影響を受けやすい場所です。強風時はサウナの利用を控えたり、風よけを設置するなどの対策を検討しましょう。
STEP②|サウナの種類・サイズの選定
設置場所が決まったら、次はサウナの種類とサイズを選びましょう。サウナの種類によって、設置費用やメンテナンス方法、サウナ体験が大きく異なります。
設置スペースや予算、求めるサウナ体験に合わせて最適な種類とサイズを選ぶことが大切です。家族構成や利用頻度も考慮すると良いでしょう。
STEP③|予算の検討
サウナの種類やサイズが決まったら、予算を検討しましょう。サウナの設置には、本体価格以外にもさまざまな費用がかかります。
サウナの設置には、以下のような費用がかかります。
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サウナ本体の価格
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設置工事費
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電気工事費
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防水工事費
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メンテナンス費用
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運搬費
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オプション費用(サウナストーン、アロマオイルなど)
費用を抑えるためには、テントサウナを選んだり、設置工事の一部を自分で行ったりするなどの方法があります。
STEP④|販売店への相談・依頼
サウナの購入は、専門の販売店に相談することをおすすめします。
販売店では、サウナの種類や設置方法、メンテナンス方法などについて、詳しくアドバイスを受けることができます。また、設置工事やアフターサービスなども依頼できるので、安心してサウナを設置することができます。
複数の販売店を比較検討し、信頼できる販売店を選びましょう。
STEP⑤|設置工事(テントサウナの場合不要)
キャビンサウナやバレルサウナなどの大型サウナを設置する場合は、専門業者による設置工事が必要です。
設置工事は、販売店に依頼するのが一般的です。安全に配慮しながら、適切な設置工事を行ってくれるため、信頼できる専門業者に依頼することをおすすめします。
屋上サウナを自宅でやる際の熱源は電気ヒーターがおすすめ」
屋上サウナを自宅で設置する際、熱源には電気ヒーターと薪ストーブの2種類があります。
電気ヒーター |
薪ストーブ |
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それぞれにメリット・デメリットがありますが、安全性、利便性、維持管理の容易さなどを総合的に考慮すると、電気ヒーターの方がおすすめです。
電気ヒーターは、スイッチ一つで簡単に操作でき、温度調節も容易です。火を使う薪ストーブに比べて安全性が高く、煙や灰の処理も不要なため、住宅密集地でも安心して使用できます。また、燃料の調達や保管の手間もかかりません。
フィンランドのヒーターブランドの中には全機種がWifi対応で、外出先からも帰宅時間に合わせてアプリ経由でサウナの余熱を開始させることができるなど、毎日使う上での便利さが考え抜かれているのもおすすめできる点です。
一方、薪ストーブは、定期的なメンテナンスも必要となります。薪の調達や保管スペースも必要で、火の始末には注意が必要です。
このように、電気ヒーターは、自宅で手軽にサウナを楽しむのに最適な熱源と言えるでしょう。
屋上サウナを行うデメリット
屋上サウナには、多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここからは、屋上サウナを行うデメリットを2つご紹介します。
▼屋上サウナを行うデメリット
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デメリット①|設置コストが高額の場合がある
屋上サウナは、サウナ本体の価格に加え、設置工事費や防水工事費などがかかるため、設置コストが高額になる場合があります。
予算に合わせてサウナの種類やサイズを選んだり、設置工事の一部を自分で行うなどの工夫が必要です。
デメリット②|劣化が早い・天候の影響を受ける
屋上は雨風にさらされるため、サウナの劣化が早まる可能性があります。そのため、耐久性の高いサウナを選んだり、定期的にメンテナンスを行うなどの対策が必要です。
また、天候によってはサウナを利用できない場合もあるため、天候に合わせた利用計画を立てるようにしましょう。
サウナの素材には、木材、金属、ガラスなど、さまざまな種類があります。それぞれの素材の特徴を理解し、設置環境に適した素材を選びましょう。
例えば、木材は温かみがあり、肌触りが良いですが、湿気や虫害に弱いため、定期的なメンテナンスが必要です。
家庭用サウナの費用相場
家庭用サウナの費用相場は、サウナの種類やサイズによって大きく異なります。ここからは、家庭用サウナの費用相場を3つのパターンごとにご紹介します。
▼家庭用サウナの費用相場
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費用①|テントサウナ
テントサウナは、最も低価格なサウナです。サイズや機能によって費用は異なりますが、10万円〜20万円が相場と言われています。
コンパクトで持ち運びが可能なため、設置スペースが限られている場合や、費用を抑えたい場合におすすめです。
ただし、耐久性が低く、温度が上がりづらいというデメリットもあります。最近では、高性能なテントサウナも登場しており、本格的なサウナ体験ができるようになっています。
費用②|キャビンサウナ
キャビンサウナは、サイズや機能によって大きく異なり、100万円〜300万円が相場と言われています。
断熱性が高く、温度を維持しやすいのが特徴であり、本格的なサウナ体験を求める方におすすめです。
費用③|バレルサウナ
バレルサウナも、サイズや機能によって大きく異なり、100万円〜300万円が相場と言われています。
設置スペースが必要となりますが、ロウリュウなど本格的なサウナを楽しみたい方におすすめです。
おすすめの家庭用サウナを紹介
ここからは、手軽に設置できるおすすめの家庭用サウナを2つご紹介します。
▼おすすめの家庭用サウナ
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商品①|Sotoburo DOME12
Sotoburo DOME12は、大人数でサウナを楽しむことができるテントサウナです。
基本セットにはSTOVE1台が含まれており、関東の春から秋くらいの気温でSTOVE1台で70~100度ほどの室内を作ることができます。
天井のドーム形状により蒸気の周りが極めて早く、堆く積まれたサウナス トーンにロウリュをすると、たちまち全身を心地よい蒸気が包み込みます。
▼Sotoburo DOME12の詳細はこちら
https://www.sotoburo.jp/products/sotoburodome12_basicset
商品②|Sotoburo テントサウナ スターターセット4人用
Sotoburo テントサウナ スターターセット4人用は、最大4人で楽しめるテントサウナのセットです。
スペースの限られた場所でも設置しやすく、コンパクトに収納し持ち運びにも優れています。
屋上に常設するだけでなく、キャンプにも持っていける優れものです。
▼Sotoburo テントサウナ スターターセット4人用の詳細はこちら
https://www.sotoburo.jp/products/starter
まとめ
今回の記事では、屋上でサウナをする際の注意点から、おすすめの家庭用サウナまで徹底解説しました。
家庭用サウナには3つの種類があり、ご自宅の状況や予算と相談して選ぶことをおすすめします。
また、屋上でのサウナは近年人気を集めていますが、防水対策や防風対策など気をつけなければならないポイントも数多くあります。
屋上を活用したテントサウナのご相談は、是非Sotoburoまでお問い合わせ下さいませ。